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2008 02,03 00:30 |
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たくさんの女性たちと出会ってきて、いつも念仏のように唱える言葉がある。この言葉を信じているから、わたしはこの活動を続けることができる。
傷ついた人は、加害者の謝罪がなくても、他の人の優しさによってでも、新しく生き直すことができる 加害者が心から謝罪をしてくれれば、その傷の回復はきっと早いだろう。 でも、それが叶うことは残念ながらまずない。 被害を受けた人の痛みを心から理解しようと思えば、加害側はこれまでの生き方を変えなければならない。 生き方を変えるということは、本当に大変なことだ。加害側にそれを期待することは、本当に難しい。 私のしていることは、被害を受けた傷ついた人に、生き方を変えるようにつきつけることに他ならない。 加害側に変わってほしい、なぜ自分が変わる必要があるのかと思う気持ちは痛いほどわかる。 しかし、人間は自分以外を変えることはできないのだ。傍にいたら傷つけられるなら、自分がその人の隣を離れなければならない。自分がその人との関係をあきらめなければならない。 「いまさら、もうそんなに若くもないのに一からやり直すなんて、これからはじめる不安の方がずっと大きいよ。元いた地獄に戻る方が楽だよ。死んだっていいよ。好きにさせてよ。」 「何度も言うよ。そうやって暴れたり混乱するのは、あなたが生きるのを諦めていないからだよ。生きる気持ちがあるうちは必ず大丈夫。」 「かおりちゃんは大丈夫だって言うけれど、わたしは自分を大丈夫だって思えたことは一度もないのよ?」 愛されてこなかった人ほど、自分を愛さなかった人にこだわりを見せる。 それは、昔の自分の哀しい叫びではないかしら?
別の人を相手に、過去を繰り返してはいない?
今度こそって、意地になってはいない?
あなたから、その関係性を手放して。 あたしの使命は、こういい続けること。 そして、生き直そうとする人を、できる限り支えていくこと。 今日もまた、念仏のように唱える。 傷ついた人は、加害者の謝罪がなくても、他の人の優しさによってでも、新しく生き直すことができる って。 「人間に傷つけられたら、人間に優しくされることでしか回復できないんだよ。あなたがまだまだいろいろ怖くても、それは人から受ける愛情がまだまだ足りないからなんだよ。だから、自分をだめだとか、責めたりしないでね。あなたを傷つけた本人からの優しさや気づかいではないから、余計にたっぷり必要なんだもの。」 「かおさんに優しくされてるから、大丈夫だよ。」 「もっとたくさんの人から優しくされなくっちゃね。そのためにもあなたの気持ちにあう言葉を一緒に見つけていきたいね。」 「ガンバリマス」 「だから、がんばりすぎちゃだめだって」 「えー。そうもいかないよー。」 こんな会話が懐かしくなるくらい、今の苦しい状況が、遠くになる日が来るといいなといつも思っている。 kaori PR |
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